よくあるご質問
これまでに弊社へお問い合わせいただいた中から、代表的なご質問をご紹介いたします。
お問い合わせいただく前に、以下のご質問をご覧ください。
− タイミングベルトについて
- タイミングベルトの材質を教えてください。
- ベルトとプーリのバックラッシ量について教えてください。
- ウレタンベルトとゴムベルトはどのように使い分けますか?
- 他社製ベルトと互換性はありますか?
- カタログに記載のされていないサイズを製造することは可能ですか?
- タイミングベルトの耐熱温度は何度ですか?
- カタログに掲載していないベルト幅はできますか?
- ベルトの単位質量を教えてください。
- メガトルクGⅡPとGⅢの違いは何ですか?
- マークから品番を特定できますか?
- 位置決め精度を高める方法はありますか?
- タイミングベルトの取り付け方法について教えてください。
- タイミングベルトの表面にグリスを塗っても大丈夫ですか?
- タイミングベルトの交換時期を教えてください。
- クリーンルームで使用できますか?
- ベルトの取付け張力の測定方法を教えてください。
- ベルトの周速が33m/sec.までとなっていますが超えた場合どうなりますか?
- テンションプーリはどのように取り付ければよいですか?
- タイミングベルトのかみ合い歯数は何歯以上必要ですか?
- タイミングベルトをクランプする場合の必要歯数は何歯ですか?
- タイミングベルトはRoHS指令に対応していますか?
- タイミングベルトの伝達効率は何%ですか?
- タイミングベルトのCAD図はありますか?
− タイミングプーリについて
- 標準プーリの材質を教えてください。
- 標準プーリの追加工は可能ですか?
- 標準プーリは表面処理されていますか?
- カタログに記載していない歯数のプーリは製作できますか?
- カタログに記載していない材質でもプーリの製作はできますか?
- カタログに記載されている軸穴径 minとmaxとは何ですか?
- バックラッシレスのプーリはありますか?
- フランジはどのように取り付けしたらいいでしょうか?
- 標準プーリのフランジのみ購入可能ですか?
- 標準プーリにフランジは付いていますか?
- プーリ呼称の先頭に「G」がついているものはありますか?
- CAD図面はありますか?
- タイミングプーリはRoHSに対応していますか?
− その他のお問い合わせについて
タイミングベルトについて
- Qタイミングベルトの材質を教えてください。
- A
タイミングベルト標準仕様の材質は以下の通りです。
【ゴムベルト】歯:クロロプレン 心線:ガラスコード 歯布:ナイロン
【ウレタンベルト】歯:ポリウレタン 心線:アラミド又はスチールワイヤー
詳細につきましては下記の表をご参照ください。
- Qベルトとプーリのバックラッシ量について教えてください。
- A
バックラッシ量は静的な状態でベルト歯とプーリ歯が噛み合ったときの隙間の値を指します。その値は歯形によって異なります。
また、一部の歯形ではバックラッシレスプーリをご用意しております。詳細につきましてはこちらをご参照ください。
- Qウレタンベルトとゴムベルトはどのように使い分けますか?
- A
通常の動力伝達用途であれば、サイズラインアップが豊富なゴムベルトをご使用いただいております。
ゴム粉の飛散が気になる場合は、ゴム粉が目立ちにくいウレタンベルトをご使用いただいております。
- Q他社製ベルトと互換性はありますか?
- A
タイミングベルトGおよびタイミングベルトU(歯形状:MXL,T80,XL,L,H,XH,XXH,T5,T10等)はISOおよびJIS規格品であり、各社間で互換性があります。
スーパートルクシリーズ、メガトルクシリーズなどの丸歯形のタイミングベルトについては、一部メーカーを除いては互換性がありません。
詳細につきましては別途お問い合わせください。
- Qカタログに記載のされていないサイズを製造することは可能ですか?
- A
タイミングベルトは周長別の金型を使用して製造しております。そのため、カタログに記載されていない周長のサイズは製造することはできません。
ベルト幅につきましては、標準ベルト幅よりお選びください。
- Qタイミングベルトの耐熱温度は何度ですか?
- A
標準ベルトの耐熱温度範囲は-30℃~80℃です。これは使用可能限界温度であり、連続して使用する場合は寿命が短くなる可能性があります(間欠運転も含む)。
使用温度が100℃までの耐熱性が必要な場合は、耐熱仕様のベルトをご使用ください。
- Qカタログに掲載していないベルト幅はできますか?
- A
基本的にはカタログに記載のある標準ベルト幅でのご提供となります。
カタログに記載されていないベルト幅をご希望の場合は、弊社営業担当もしくは販売店にお問い合わせください。
- Qベルトの単位質量を教えてください。
- A
標準ベルトの単位質量は下記の通りです。
- QメガトルクGⅡPとGⅢの違いは何ですか?
- A
材料の改良により伝達容量が大幅に向上しています。また、メガトルクGⅢでは標準プーリが使用可能することが可能となりました。
メガトルクGⅢの詳細はこちらよりご確認ください。
- Qマークから品番を特定できますか?
- A
標準品のタイミングベルトのマークはベルト呼称に近い表記方法であり、ベルトサイズを示しています。
ただし、製品や品種によっては幅の表記がない場合があります。その場合はベルト幅を実測してください。また、ベルトの外観は当サイトの「製品情報」に写真を掲載しておりますのでご参照ください。
- Q位置決め精度を高める方法はありますか?
- A
タイミングベルトの位置決め精度を高めるためには、ベルトの伸びを抑えることと、ベルトとプーリのバックラッシ量を小さくすることが有効です。
メガトルクEXは、位置決め特性を高めたタイミングベルトシリーズであり、ベルト伸びを抑える為にカーボン心線を採用し、バックラッシ量をゼロにする仕様となっております。詳細につきましてはこちら
- Qタイミングベルトの取り付け方法について教えてください。
- A
タイミングベルトはメンテナンスフリーです。
ベルトの取り付け張力は、運転開始後数時間でプーリーの馴染みにより若干低下します。取り付け後、ベルトを1分程度走行させてなじませ(回転数が遅い場合は10回転程度)た後、規定の張力で張ってください。
その後の張り直しは通常必要ありません。ただし、タイミングベルトを張り直すと、かみ合いが悪くなりベルトの寿命が短くなる可能性があります。
詳細につきましてはこちらをご参照ください。
- Qタイミングベルトの表面にグリスを塗っても大丈夫ですか?
- A
ベルトに少量のグリースが付着しても問題はありませんが、騒音対策などの理由でベルトにグリースを塗ることはお勧めできません。
騒音対策などのためにタイミングベルトに滑剤を塗布する場合は、弊社製のワセリックスをご使用ください。ワセリックスの詳細については別途お問い合わせください。
- Qタイミングベルトの交換時期を教えてください。
- A
ベルトに亀裂や欠損が生じた場合は、直ちに交換してください。特に重要な機械などではダウンタイムを最小化するため、ベルトの亀裂や欠損を定期的に点検し、ベルトが破損する前に交換するよう心掛けてください。
ベルトの早期故障とトラブルシューティングの詳細につきましてはこちらをご参照ください。
- Qクリーンルームで使用できますか?
- A
ゴムタイミングベルトは、発塵が少ないベアバック仕様であっても発塵が生じます。ウレタンタイミングベルトの場合、発塵は目立ちにくいですが、ゴムタイミングベルトと同様に発塵が生じます。
クリーンルーム内での使用には、ベルト周辺にカバーを設置するなどの対策をお願いいたします。
- Qベルトの取付け張力の測定方法を教えてください。
- A
ベルトの張力測定には、たわみ荷重による測定とベルトの振動(音波)による測定という2種類の方法があります。
たわみ荷重で測定する場合はペンシル型ベルト張力計を、音波で測定する場合は音波式張力計ドクターテンション®タイプⅣをご使用ください。
※メガトルクGⅡP、メガトルクGⅢ、ギガトルクGXはベルト剛性が高いため、たわみ荷重での測定ができません。音波式ベルト張力計ドクターテンション®タイプⅣの詳細はカタログをご参照ください。
ドクターテンション® タイプⅣカタログはこちらからご覧ください。
ドクターテンション® タイプⅣ取扱説明書はこちらからご覧ください。
- Qベルトの周速が33m/sec.までとなっていますが超えた場合どうなりますか?
- A
耐久性や寿命が大幅に減少する可能性があります。
また、騒音が大きくなる可能性があります。
その他にも、プーリの動バランスに注意が必要です。
- Qテンションプーリはどのように取り付ければよいですか?
- A
ベルトの内側にテンションプーリを取り付ける場合は、走行中のゆるみ側で大プーリに近い位置に取り付けてください。その際のテンションプーリ径は、カタログに記載されている最小プーリ径以上のものを使用してください。
ベルトの外側にテンションプーリを取り付ける場合は、小プーリに近い位置でベルト曲げ角度は140°以上(メガトルクGⅢ、ギガトルクGXは160°以上)にしてください。外側テンションプーリ径は、カタログの最小プーリ径の1.2倍以上を使用してください。
- Qタイミングベルトのかみ合い歯数は何歯以上必要ですか?
- A
弊社では、かみ合い歯数が6歯以上を推奨しています。かみ合い歯数が少ないと1歯あたりの荷重が大きくなりますので、かみ合い歯数が6歯未満の場合は、伝達容量にかみ合い補正係数を掛ける必要があります。
特に、かみ合い歯数が4歯未満の場合は歯飛びが起こりやすくなるため、使用は推奨できません。実際の機械での確認が必要となります。
- Qタイミングベルトをクランプする場合の必要歯数は何歯ですか?
- A
推奨されるかみ合い歯数は6歯以上です。ベルトを連結するためのクランプの場合、両端ともに6歯以上を推奨します。
- QタイミングベルトはRoHS指令に対応していますか?
- A
RoHS指令に対応しています。当社コーポレートサイトに掲載されているRoHS指令対応品リストをご確認いただくことができます。詳細は、こちらをご参照ください。
証明書発行をご希望される場合は製品を購入された販売店へお問い合わせください。
- Qタイミングベルトの伝達効率は何%ですか?
- A
伝達効率はほぼ100%です。ただし、モーター軸にはベルト取付時の張力分だけ荷重がかかります。そのため、動力損失が発生し、伝達効率が100%を下回ることがあります。
- QタイミングベルトのCAD図はありますか?
- A
タイミングベルトのCAD図はご提供しておりません。
タイミングプーリについて
- Q標準プーリの材質を教えてください。
- A
鋼材のプーリは主にS25Cで製作していますが、一部のサイズでは快削鋼を使用しています。高力アルミニウム合金のプーリはA2017を使用し、鋳物のプーリはFC200相当の材質です。
標準プーリの材質は以下の通りです。
- 鋼材:S25C(一部サイズは快削鋼)
- アルミ:A2017
- 鋳物:FC200受注生産プーリの場合、お客様のご希望の材質で製作することが可能です。図面を販売店に提示してお見積りを依頼してください。その他の詳細については別途お問い合わせください。
- Q標準プーリの追加工は可能ですか?
- A
StarQuick®(スタークイック®)は、標準プーリに追加加工を施して出荷する製品です。
軸穴加工、キー加工、タップ加工、表面処理(錆止め)などの加工内容を、当社のラインアップの中からお選びいただき、ご発注いただくことができます。
詳細はカタログをご覧ください。
※一部 対応していないサイズもございます。ご了承ください。
- Q標準プーリは表面処理されていますか?
- A
標準プーリ(C形以外)には表面処理は施されていません。
表面処理をご希望の場合は、受注生産プーリまたは標準品の追加工プーリ「StarQuick®(スタークイック®)」でのご提供となります。受注生産のプーリの場合、お客様のご希望に合わせて表面処理を行い製作することが可能です。お見積りの際には、販売店に図面を提出していただき、詳細な内容については別途お問い合わせください。
スタークイック®の詳細はカタログをご覧ください。
- Qカタログに記載していない歯数のプーリは製作できますか?
- A
受注生産プーリについては、お客様のご希望の歯数で製作が可能です。ただし、歯形や形状によって製作可能な歯数には限りがあります。詳細については別途お問い合わせください。
- Qカタログに記載していない材質でもプーリの製作はできますか?
- A
受注生産プーリについては、お客様のご希望の材質で製作が可能です。まずは図面を販売店に提示し、お見積りを依頼してください。その他の詳細については別途お問い合わせください。
- Qカタログに記載されている軸穴径 minとmaxとは何ですか?
- A
標準プーリの軸穴追加加工によって仕上げることができる最小軸穴径(min)と最大軸穴径(max)があります。
弊社の標準プーリの軸穴は、下穴(仕上げ前の状態)であり、そのままでは軸に取り付けてご使用いただけませんので、ご注意ください。
- Qバックラッシレスのプーリはありますか?
- A
歯形によりますが、バックラッシレスプーリを用意しております。
詳細につきましてはこちらをご参照ください。
- Qフランジはどのように取り付けしたらいいでしょうか?
- A
フランジの取付け方法はこちらをご参照ください。
- Q標準プーリのフランジのみ購入可能ですか?
- A
フランジのみの購入はできません。
- Q標準プーリにフランジは付いていますか?
- A
プーリ形状AおよびBにはフランジが2枚付属しており、プーリ形状Cにはフランジが1枚付属しています。プーリ形状Wにはフランジは付属していません。
棒状プーリに関しては、1個のプーリに対して最大15枚までのフランジを別途購入することが可能です。購入の際には、必要な枚数を必ず指定してください。
- Qプーリ呼称の先頭に「G」がついているものはありますか?
- A
過去には「G」を頭に付けた「G 32S2M0100A」のような表記がありましたが、現在はベルトとの区別をわかりやすくするために「P」を頭に付けています。仕様には変更はありません。
(過去)G 32S5M0100A
(現在)P 32S5M0100A
- QCAD図面はありますか?
- A
タイミングプーリのCAD図面は、弊社HPよりダウンロードが可能です。
こちらよりダウンロードください。
- QタイミングプーリはRoHSに対応していますか?
- A
RoHS指令に対応しています。当社コーポレートサイトに掲載されているRoHS指令対応品リストをご確認いただくことができます。詳細は、こちらをご参照ください。
証明書発行をご希望される場合は製品を購入された販売店へお問い合わせください。
その他のお問い合わせについて
- Qベルトを購入したいのですが?
- A
当社は代理店を通じてお取引させて頂いており、直接の販売は行っておりません。
当社の販売会社である三ツ星ベルト販賣株式会社へお問合せください。
- Qカタログが欲しい
- A
お取引のある代理店へお問合せ頂くか、カタログ請求フォームよりご請求ください。
また、ホームページ内でPDFをダウンロードできます。
- Q該非判定書を発行して欲しい
- A
当社ホームページ内に「当社製品の該非判定結果一覧表」を掲載していますので、ご覧ください。正式書面(社名、捺印のある書面)をご要望の場合は製品を購入された代理店またはお問い合わせフォームよりお問合せください。